切手が語る20世紀の人間ドラマ・20世紀の切手101人/新井喜美夫/署名/20世紀の政治や経済・文化等の傾向と特性を切手を眺めることで振り返る

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2001年 228P 巻頭に献呈署名郵便切手は、国家にとって、国の意志と思想の発露である。 国民にとっては、国土の自然と環境、そして文化、知性と教養などを示すものである。1840年、イギリスのローランド・ヒルが郵便切手を発案した。これをただちに採用 したのが、当時七つの海を支配していたヴィクトリア女王である。井伊直弼が桜田門で凶刃に倒れた1860年(安政7年)の2年後、1862年に香港の植民地化を完了したイギリスは、ヴィクトリア女王自身の肖像を描いた2セントから96セントまでの7種類の切手を発行している。香港に限らず、イギリスは地球上のあらゆる地域に勢力拠点を築き上げ、それを証明するものとして自国の切手を発行していった。それはヴィクトリア女王から現在の エリザベス2世に至るまで継続されている。今では世界の国々はもちろん、国連やEUなどの国際機構までもが、郵政業務のために切手を発行している。それは切手本来の持つ利便性だけでなく、メディアとしてさまざまな主張を表現する手段にも用いられている。換言すれば、切手こそは国民、国家の立場、思想、自然、風土、文化を紹介する手段として、国旗、国歌と並ぶ普遍的 なものなのである。本書では、21世紀を迎えるにあたり、その歴史的教訓を学びとるために、過去にして未来に最も影響を与えている20世紀を回顧することにした。そのひとつの方法とし て、1900年から2000年までの各年に、世界中で亡くなられた方の中から一名を選び出し、合計101人を中心に20世紀全体の政治、経済、社会、文化の大きな傾向と特性を、 その内容にふさわしい切手を眺めることで振り返ることを試みた。現在、日本の郵政事業の民営化が話題になっているが、郵便切手の持つ経済的レベルを遥かに超えているところに改めて着目してもらうこともまた本書の狙いである。 一読することで、20世紀という時代の理解の一助となれば、郵便切手の持つ役割をも含めてその目的はほぼ達せられたものと考える。本書は、2年半近くにわたり毎月曜日の産経新聞朝刊においてカラーページで掲載されたものに、加筆・修正を加えたものである。最後に、その機会を与えてくれた産経 新聞の編集に携わった方々に、この場を借りて深く感謝の意を表したい。中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙小傷。ページ小黄ばみ。19961なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。

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